過去ログ - 男「いつか君に会いたい」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 19:36:36.09 ID:NU4W5xRz0


男「なんで――」


 もし、それが広まれば戦術の幅が広がる。

 緑のマントには力を制限したり、赤のマントは気をつけたり。


友「その説明はあいつらを倒してから行う」


 そういうと、友は忍者のようにタートルネックのようなものをマスク代わりにして戦闘態勢に入った。

 どうやら、この戦いに生き残らなければ、きになる疑問を残したままにすることとなりそうだ。


男「俺が気づかれないようにあいつらの10メートル先を真空状態にする」

友「分かった」


 友は頷くと、大きく息を吸い込んだ。

 そして、指を3本立てる。

 1、2、スタート。


 音もなく駆け出すと同時に、友の姿はこの森から完全に消え去った。


男「………」


 友の能力は自分及び自分に触れている物を消すこと。

 その透過率は100%で、この系統の能力者で頂点に立っている。


男(よく反対って言われるけど、俺はサポート役に徹する……)


 エルフたちの3メートル先の分子を無理やり周囲へ押しやる。

 この感覚は使える本人しか理解できないと思うが、強いていうならパソコンの範囲選択を三次元でおこなっているような感じだ。


男(……いまだ!)


 対エルフ用の範囲限定音響弾がエルフたちの後方で炸裂する。これは音の振動がある一定の距離で完全に止めることのできる優れもので、音響弾でありながら周囲のエルフに気取られる心配がない。


エルフ「!?」


 エルフたちは突如鳴り響いた巨大な音に反応して前方へ飛び出す。


男(かかった!)




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