15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 20:07:53.67 ID:NU4W5xRz0
能力検定は科学者数名が見ている中、偽造エルフを相手に能力を使用する。
偽造エルフと呼ばれる理由は、それが本物のエルフの遺伝子を使っているにも関わらず魔法を使えない役立たずのクローンだからだ。
その理由は様々な憶測が建てられているが、友はエルフの中で育たなきゃ使えないんじゃねーのと言っていた。俺もそんな気がしていた。
男「いきます」
能力検定を討伐から戻るたびに行うのは、いくつかの理由がある。
一つは、エルフの血を吸うことで超能力の変化が起きていないか確かめるためである。
実際問題、対エルフ用に作られた俺たちはエルフの身体を構成している何かによって超能力を使用できるのだから、新しいエルフの血を吸えば新しい能力に目覚めたり今までの能力がパワーアップしたりすることはよくあることだ。
男「………」
しかし、緑マント10体程度の血じゃ何の変化もなかったらしく、異常なしという結果に終わった。
科学者「ねぇ男くーん。今夜空いてるー?」
全裸に白衣という奇特な格好をしている女科学者は俺を解剖したくてたまらないらしい。
何度も誘われたが一度として受けたことはない。
男「今日は予定がありますので」
科学者「あーん、この前もそう言っていたじゃなーい」
男「そうでしたっけ。でも、今夜は本当に予定がありますので」
正直思春期の身体を持てあましているところはある。
性欲も戦闘能力の向上に必要不可欠と結論付けた科学者たちのおかげで俺たちは無駄に性欲が強い。
そのくせ、どんなイレギュラーが起こるか分からないとして一般人との生殖行動を禁止されているのだから拷問に近い。
男「今度その白衣も脱いでいたら空いてるかもしれませんが」
その瞬間白衣を脱ごうとして仲間に止められていたが、俺はそれを最後まで見ることなく自室へと帰った。
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