過去ログ - 男「いつか君に会いたい」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 20:53:07.44 ID:NU4W5xRz0

姫「まぁそんなことはどうでもいいのじゃが」

男「」

 と、姫は何の興味もなさげに話を再開した。

姫「要は雷雲という男がいて、そいつが死んだ。わしはそれを言いたかったのじゃ」

男「あ……そっすか」

 本当に心の底からどうでもよかったんだな。

 俺はもう逆に心が救われた気がして笑うしかなかった。

姫「その時、すでにこの計画は始まっていたのじゃ」

男「え?」

 まさか――、

姫「雷雲は貴様の代わりにわしと子作りするはずだったのじゃ」


 姫はさも当然かのように訳の分からないことを言った。


男「いや、待て。だって、それは……」

 動揺する俺をよそに、姫はこちらとの間合いを測ると――、

姫「さぁ、時間は待ってくれぬぞ」

 と、飛びついてきた。

 良いにおいと柔らかい感触と温かみに、俺は成す術もなくベッドへと倒れこんだ。


 女の子がいかに最高か知った初めての夜だった。





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