3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 18:58:05.38 ID:NU4W5xRz0
母「うーん、これでよかったのかしら」
壁や天井地面までもが鉄板でできた体育館ほど空間に、規則的に並べられたプレハブのようなコンテナ。
その中の一つで、中年女性が腕を組んで悩んでいた。
理由は一つ、画面向こうの若者が真剣に会いたいと願っているからだ。
母(だからって、ねぇ……)
相手にどんな意図があるか分からないが、何にせよ年の差が離れすぎている。
会いたいと言ってくれる気持ちは嬉しいが、ギャップに落胆してしまわないか。
彼女はそれが不安で不安で仕方なかった。
だから、返事を保留にした。
今すぐ決めるにはあまりに重大すぎて、あまりにもったいなさ過ぎて。
そうこう考えている間に、全てのコンテナに響くサイレンが鳴った。
母「やれやれ、悩んでいる暇もないってことか」
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