過去ログ - 男「いつか君に会いたい」
1- 20
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/25(月) 18:58:05.38 ID:NU4W5xRz0

母「うーん、これでよかったのかしら」

 壁や天井地面までもが鉄板でできた体育館ほど空間に、規則的に並べられたプレハブのようなコンテナ。

 その中の一つで、中年女性が腕を組んで悩んでいた。

 理由は一つ、画面向こうの若者が真剣に会いたいと願っているからだ。

母(だからって、ねぇ……)

 相手にどんな意図があるか分からないが、何にせよ年の差が離れすぎている。

 会いたいと言ってくれる気持ちは嬉しいが、ギャップに落胆してしまわないか。

 彼女はそれが不安で不安で仕方なかった。


 だから、返事を保留にした。


 今すぐ決めるにはあまりに重大すぎて、あまりにもったいなさ過ぎて。

 そうこう考えている間に、全てのコンテナに響くサイレンが鳴った。


母「やれやれ、悩んでいる暇もないってことか」


 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
46Res/46.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice