過去ログ - 【ラブライブ!×ウィクロス】希「あの出会いは」ウムル「奇跡」
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72:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:15:45.94 ID:K7BJ2ZO70
希「えりち……どうしたん?」

絵里「ちょっと怖い顔してたわよ」

体が強ばった。
以下略



73:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:19:30.86 ID:K7BJ2ZO70
絵里「あるとすれば、今が理想なんじゃないかしら」

希「……理想っていうのは、未来のことかと思っとったけど」

絵里「今、ここにあるものがその人にとっての理想なのかもしれないわよ」
以下略



74:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:25:35.10 ID:K7BJ2ZO70
絵里「だから、無意識に『理想』を求めなくなる――『現実』を見ることに躍起になる」

絵里「だからなのかな、私は、今μ’sのみんなといれることを『奇跡』だと思うわ」

希「『奇跡』?」
以下略



75:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:27:12.56 ID:K7BJ2ZO70
家に帰り、自室の机にしまってあったウムルを取り出した。
あれから、まともに話せていない。
話さなきゃ。

ウムル「のう」
以下略



76:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:29:42.72 ID:K7BJ2ZO70
希「ウチも……話があるんや」

ウムル「……わしから話す」

ウムル「主……いやノゾミ」
以下略



77:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:32:58.06 ID:K7BJ2ZO70
ウムル「アキラとのバトルで分かった。オヌシは夢限少女になるべきではない」

希「……ウチは」

ウムル「……少し話をしてやる」
以下略



78:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:39:10.24 ID:K7BJ2ZO70
その少女は、代々そこに祀られている神に祈りを捧げる巫女の家の娘じゃった。
当然、その娘も巫女となった。
だが、巫女にはその家を継ぐことではなく、普通に生きて、普通に死にたいという願望があった。
神に祈りを捧げるだけの毎日が嫌だったんじゃな。
巫女は度々、己の責務を放棄して遊び回った。
以下略



79:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 22:42:01.60 ID:K7BJ2ZO70
これを見た一人の村人が言った。

「あの家の巫女が自分たちだけを助けるよう神に言ったに違いない」とな

他にも「神への祈りが足りなかったせいで村がこうなったのだ」と主張する者もいた。
以下略



80:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 23:00:35.13 ID:K7BJ2ZO70
それと同時に後悔した。
激しい後悔の末に、巫女は『自分の代わり』を作った。
自分の思い、『自分を助けて欲しい』。それだけのために……



81:名無しのセレクター
2014/08/29(金) 23:04:50.18 ID:K7BJ2ZO70
希「その子は……どうなったん?」

ウムル「『代わり』は巫女の想像以上のはたらきをした。誠心誠意謝罪し、自らの潔白を訴えた。そして、その後は立派な巫女として生涯を過ごした」

希「それって…」
以下略



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