10:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 22:29:02.73 ID:HDd5UF4lO
任務先へたどり着くまで、ナルトはぶすくれて一言も喋らなかった。
だが、畑に着くとすぐ、クワも持たずに突然印を組み始めた。
「土遁、ゴセイバイシキモク!」
よく分からない新術は、ナルトの足元に大きな穴を作り出す。
間の抜けた叫び声と共に落ちていった。
「助けてー」
「もう、なにやってんのよバカ」
俺はクワを降り下ろして空を見た。
今日はいつもより太陽が眩しい。
少しめまいを感じながら、畑を耕し続けた。
それから何時間か経つと、腕に風呂敷を抱え、依頼人がまた現れた。
「カカシ君はいらないんでしたっけ」
「ええ」
「でも、一応用意したので良かったら食べて下さい」
「お気遣い、ありがとうございます」
俺は真っ白なおにぎりを、視界のはしへ追いやった。
86Res/84.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。