12:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 22:40:06.16 ID:HDd5UF4lO
今日も俺の隣で、当たり前のようにキョガクは食事をとっている。
ナルトがどうでもいい疑問を投げかけた。
「オッサン、カカシ先生の父ちゃんと親友なんだよな?」
「ああ……。そうだよ」
「先生の父ちゃんって、どんな感じなんだ?」
そんなこと俺に直接聞けばいいのに。
そう思ったが、俺じゃ答えなかったかもしれないとも思った。
サクラやサスケも、少し興味をひかれているようだ。
「とても優しい人でした。
優しすぎて、いつも貧乏クジを引いているような。
忍としての才能は人一倍輝いて今したよ」
「あっそうか。先生の父ちゃんもやっぱり忍者だったんだな」
「あれ、カカシ君から話は聞きませんでした?」
「全っ然。俺達、未だに先生の名前しか知らねぇってばよ」
「そうなんです。好き嫌いも教えてくれないんですよ」
俺は思わず頭をかいた。
今なら、好き嫌いぐらいなら話しても良いのだが、そんな機会もなかったと思う。
こんなに不満に思われていたのかと、少しだけ反省した。
「それは残念ですね。
友人としてはお父さんの話、聞かせてあげて欲しいのですが」
「きっと、キョガクさんの方が詳しいと思いますよ。
俺はまだ6才でしたから」
「ああ……。
確かに物を理解するには難しい年ですね」
キョガクはなんでもないことのように言った。
「私は、君のお父さんの最後の任務にも同行していたんですよ」
俺は耳を疑った。
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