19:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:15:42.43 ID:HDd5UF4lO
「取り逃がしただと!お前がついていながら!」
「申し訳ありません」
夕日に照らされた執務室で、俺はひたすら頭を下げた。
護送班の連中も、皆うなだれている。
そんな俺達を見て、五代目も落ち着いたようだった。
「まぁいい。逃げられてしまったものは仕方がない。
追って捜索隊を出す」
ほっ、とため息が聞こえてくる。
だが、俺はため息をつく気にはなれなかった。
「結果はどうであれご苦労だった。
下がって良いぞ」
護送班はそそくさと部屋を退室した。
しかし、俺はその場を動かなかった。
「どうした、カカシ」
「五代目にお聞きしたいことがあります」
「……それは、二人でないと話せないことか?」
「五代目次第です」
すっと手をあげ、五代目は横にいたシズネを退出させた。
おそらく天井裏の暗部も消えたのだろう。
俺は五代目の目を見据えて話した。
「私を疑っていますね?」
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