48:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:13:38.48 ID:57lCD6A/O
木の葉に忍び込まなければいけないなんて、なんとも情けないが、見慣れた門の近くまで到着してしまった。
結界は暗部の暗号を使って突破すれば、なんとかなるだろう。
俺は暗部の姿に変化して、里に侵入した。
五代目はきっと、この時間は木の葉病院に居るはずだ。
今なら顔を会わせずに済む、と思う。
資料室にまでは難なく入り込むことができ、ほっとため息をついた。
「遅かったじゃないか」
突然響いた声の方を振り向くと、綱手様が腕を組み立っていた。
「病院に居るだろうと思ってましたよ」
「なに、お前を待っていたのさ」
こちらへ歩み寄る姿を見て、俺は観念するしかなかった。
しかし、もしかすると五代目は俺の味方なのかもしれない。
確認するなら今しかない。
「五代目。アナタは私の味方ですか?」
「さぁね。お前の助けになるかはお前次第だ」
五代目は俺に茶色く横びろの封筒を手渡した。
「資料が無くなったというのは嘘だ。悪いな」
中身を確認すると、キョガクについてや親父の任務についての資料が入っていた。
俺は封筒を脇に抱えた。
「五代目なら分かってくれてると思ってましたよ」
「よく言うよ。影分身をよこしたくせに」
「あ、バレてました?」
綱手様は気まずそうにこちらを向いた。
「キョガクのこと、すまなかった」
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