51:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:20:15.20 ID:57lCD6A/O
やがて母親も早くに亡くし、はやがねリンはのはら夫妻の養子になり、息子のドウタクは行方が分からないままだ。
封筒には、さらにもう一枚だけ書類が入っていた。
「ネイチ……!」
俺はメモ帳を確認した。
書類に記された名前は、確かにあの本の作者のものだ。
書類の書き方からして、木の葉のものではなく、明らかに他里のものだった。
おそらく逢魔ヶの忍者登録書だろう。
驚くことに、右上に貼られた子供の写真は、キョガクの家に飾られた男の子の写真とそっくりだった。
「ネイチはドウタクだったのか……」
ドウタクがさらわれた年と、元丑三つでネイチが忍者になった年がピタリと重なった。
あの本の作者はキョガクの息子だったのだ。
では、なぜ息子であるネイチがキョガクを殺したのだろう。
半年前に忍者を辞めたとあるが、関係あるのだろうか。
まだ、俺には分からない。
「逢魔ヶ隠れに行ってみるか」
地図を頼りに、俺は逢魔ヶ隠れに向かうことにした。
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