6:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 22:22:58.88 ID:HDd5UF4lO
次の日、また同じ道を歩く俺の前を、ナルト達が歩いている。
俺は本を読むふりをしながら、依頼人のことを考えていた。
結論から言うと、俺はキョガクを知っていた。
たしか、親父の友人だった男だ。
親父が自殺する直前に、訪ねてきていたのも思い出した。
だからといって、それが何を意味するのか確かめる気はない。
どうせ全ては過去の話だ。
任務さえこなせば、会うことも二度とないだろう。
考えている間にキョガクの家へたどり着き、倉庫からクワを取り出した。
「なぁなぁ、今日こそスッゲー土遁を見せてくれよな」
ナルトがせっついてくるので、昨日と同じ印を組み、地中に引きずり込んだ。
今日は100均のカチューシャを用意してある。
ファンシーなイチゴの飾りを見て、サクラは吹き出した。
サスケも笑いをこらえている。
ナルトにカチューシャをつけ、そのまま農作業に戻った。
ナルトが何か叫んでいるが、俺達は笑いながら無視を決め込んだ。
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