76:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 01:04:37.04 ID:57lCD6A/O
「俺達、カカシ先生のことが心配で……そんなときにパックンが来たから、案内してもらったんだってばよ」
「ごめんなさい、私達カカシ先生のこと疑ってた。
けど、やっぱり先生が復讐したりするわけないって思ったの」
サスケも気まずそうな顔をしている。
俺はパックンの方を向いた。
「用事ってこれだったのか」
「どうしても、こいつらを説得したくてな。
まぁ、説得の必要はなかったが」
「で、五代目の許可をとって追いかけて来たの?」
誰もなにも答えないので、俺はため息をついた。
「帰るぞ、木の葉の里に」
「帰るって、その傷じゃあ動けないんじゃ」
「こんなのちょっと縫えばなんとかなるよ。
あっち向いてろ」
俺が針と糸を取り出したのを見て、ナルト達はぞっとしたようだった。
だが仕方がない。
俺はチクチクと自分の腹を縫った。
「さぁ、行くぞ」
サクラにもらった応急手当てのセットも使って、サスケの肩を借りて、俺は立ち上がった。
ナルトはオロオロしながらも、ずっと俺を気にかけてくれた。
俺達は木の葉へ向けて歩き出した。
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