77:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 01:06:21.53 ID:57lCD6A/O
「俺ね、お前らに会えただけで嬉しかったのよ」
病院のベッドの上で、俺はナルト達に告げた。
「な、なに言ってんだってばよ」
「バッカじゃないですか?」
「ふん……」
三人ともそっぽを向いたが、そんなことでも俺は笑ってしまう。
本当にかなり嬉しかったのに、ナルト達はわかってないなと思った。
「邪魔するよ」
突然、ノックもしないで五代目が病室に入り込む。
完全にビビっているサクラを無視し、五代目は俺に話しかけた。
「お前が持ち帰ったビンと、新たに見つかった巻物が決定的な証拠になったよ」
「巻物ですか?」
「ああ。
この巻物が見つかるまで、キョガクの体内の毒は、お前が調合したことになっていたんだ」
「なんの巻物なんですか?」
「はやがね一族の毒の調合について記した秘伝書だ。
これによると、あの毒ははやがね一族の毒薬だったらしい」
「そんなもの、一体どこから」
「私宛にどこからか届いたんだ。
たまたまな」
「たまたまですか……」
ネイチは俺を許してくれたということだろうか。
ひとまず、俺の容疑は晴れたようだ。
「お願いしたことについては、どうなりました?」
五代目は頭をかいた。
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