過去ログ - 提督「イベント?」漣「いえ、知らない子ですね」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/09/02(火) 23:51:23.60 ID:BeVq/YOV0
漣「はぁ、ひどい目に遭った。メシマズ」

浜風「争いを静めるにしても、もう少し穏便なやり方があったでしょうに」

漣「いえいえ、漣は美味しそうな匂いを嗅ぎつけただけですよ?」

浜風「……どうして」

浜風「どうして、あなたも提督も、私達に憎まれるよう振る舞うんですか? 必要以上に」

浜風「この前の沖ノ島沖の戦闘もそうです。提督の机の上には、あの海域の資料が沢山。すぐ集められる量ではなかった」

浜風「最初から、沖ノ島沖を警戒していて、特殊作戦に参加しなかったと言えば、もっと納得が得られたはずです」

浜風「それでいいんですか?」

漣「いいんです。上司は憎まれてナンボの存在ですから」

浜風「もっと信頼関係があってもいいじゃないですか」

漣「……漣もご主人様も、みんなのこと、信じてますよ? ホントですよ?」

漣「でも、いくら信じても、どうしてもダメな時だって、あるんです」

漣「そんな時、大好きな上官に、死んでこいなんて言われて、どうしますよ? 上げて落とすんですよ? 絶望ですよ?」

漣「それなら、最初から嫌っていた方が楽になるんです。上司にストレスをぶつければ、ガス抜きにもなりますしね」

漣「だから、不真面目な漣達をバカヤロウとどやしていた、以前のあなたが、正しい姿なんです」

浜風「……無駄ですよ」

漣「無駄?」

浜風「いくら嫌われる態度をとっても、あなた達は絶対に私達を無下に扱いません。ここの誰もが、それを知っています」

浜風「それと、この鎮守府で沈没艦が一隻も出ていないことも。みんな知ってますよ」

漣「誰に聞いたんです?」

浜風「黒潮さんからです」

漣「はぁ……関西人って、お喋り」

浜風「ですから、私達は諦めません。あなた達が素直になるまで。信じ続けます。覚悟してください」

漣「……」

漣「努力はしてみますけど、期待しないでくださいね? 何しろ、夫婦揃って不器用のカタマリでして」

漣「そろそろ、ご主人様に晩御飯を作ってあげないと。じゃ、また明日ねー」スタコラサッサ

浜風「……明日でも明後日でも、いつまでも、しぶとく待ちますからね」


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