過去ログ - 灰原「お兄ちゃんは、だぁれ?」コナン「えっ......?」
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397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/27(土) 06:12:33.91 ID:XXXdKVq1O
灰原「え、ええ......」グッ

コナン「......良し、帰ろう」

灰原「ええ。と言うかここは何処なの?どういう状況なの?説明してよ」

コナン「帰ってからな。後で説明してやるよ」

灰原「わ、分かったわ。ねぇ。あの人放っといて良いの?何か伸びてるけど」

コナン「ほっとけよ。ホラ、警備員みたいなヒトも来たし。警察も来んだろ」

灰原「え、ええ......」

コナン「......じゃ、行くぞ」

灰原「ええ......」

コナン「ったく、まだ全部回りきってねぇのによ」

灰原「......ここ、動物園?何で私達ここにいるの?」

コナン「ホントに何も覚えてねーのかよ?」

灰原「ええ」

コナン「......そうかよ」

コナン(ったく。見せてやりたかった犬や猫の所へ行く前にいなくなっちまいやがって......)

コナン(俺の気持ち、聞く前にいなくなっちまいやがって......っ!!)

灰原「......工藤君?泣いているの?」

コナン「泣いてなんか......いねーよ、バーロー」

コナン「泣いて、なんか......」グスッ

灰原「......ごめんなさい」

コナン「......なあ、灰原」

灰原「何?」

コナン「......お帰り」

灰原「......ただいま」

コナン(帰り道を、俺は泣きながら歩いた)

コナン(灰原が戻ってきた安堵感と、アイツが消えてしまった悲しさで)

コナン(こんな、こんな形でいなくなっちまいやがって......)

コナン(あと2分、いや、1分あれば......。俺の気持ちを、伝えられたのに......)

コナン(......結局、あれは泡沫の夢だったのか)

コナン(ちきしょう、いつかこうなるのは覚悟してたけどよ......)

コナン(せめて、せめて聞いて欲しがったよ。答えたかったよ、哀......)


(お兄ちゃんっ)

(お兄ちゃん、大好き......)



コナン(もう、会えないのか......?ちきしょう、ちきしょう、せめて......いなくなるなら)

コナン(サヨナラくらい、言わせやがれよ。バーロー......)



コナン(こうして、俺の不可思議な日常は幕を閉じた。言い様の無い後悔と、伝えられない想いを残して......)


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