過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐだれかの物語【安価とコンマで聖杯戦争】
1- 20
193:1 ◆JwraddSSjo[saga]
2014/08/30(土) 09:14:06.96 ID:9IMnskGdo
【成功】

ギルガメッシュ「…おい」

綺礼「何かねギルガメッシュ」

不服そうに申し立てるギルガメッシュに綺礼は、戦闘態勢を崩さずに返した。

ギルガメッシュ「そうだ。我はギルガメッシュぞ?人類最古の王にして、あらゆる財宝を持ち、万能に至る者だ」

だからどうしたと肩を竦める綺礼にギルガメッシュは遂に怒りを露わにした。

ギルガメッシュ「我を無視して、流れを作ろうなどと良い身分になったな!綺礼!」

妙な怒りを買ってしまったかと後悔する綺礼を見た、ギルガメッシュは続いては戒める様に続けた。

ギルガメッシュ「要は急くなということだ。余興は始まるであろうが、雑種共を見極めてからでも遅くはない」

腕を組み見定めるように貴方達を視るギルガメッシュ。ありとあらゆる物を宝物庫に収め、そしてあらゆる英霊の原典となった彼は何を視て見定めるのか。

先ずはライダーを一瞥して、腹を抱えるように嗤う。解せぬという面持ちのライダーの気持ちは最もだ。

続いてライダーのマスターである浅葱色の着物の上に革のジャンパーを着た少女を視界に収めて、忌々しいと言わんばかりの表情を浮かべる。

そして次にメルトリリス。彼女を見ただけで彼の怒気と戦意は燃え立つ。流れるように貴方を見て―――


ギルガメッシュ「はははは!!!」


ライダー同様に腹を抱えて嗤った。何が可笑しいとギルガメッシュを一睨する貴方に、尚も嗤い狂うギルガメッシュ。

落ち着いたと思えば彼は綺礼に両の頬を上げたままに語り掛けた。


ギルガメッシュ「綺礼。奴は過去のお前だ」

どういうことだと詰め寄る綺礼に、ギルガメッシュは続ける。

ギルガメッシュ「有りもしない偶像に何処までも振り回され、他者からはそれを輝かしいと思われる」

ギルガメッシュ「されど己の乾きは満たされず、それでもと足掻き続け破綻していく人間だ」

ギルガメッシュ「己が信念を貫き通すのも度が行き過ぎれば、待つのは破滅のみ。されど歯車の様に止まれない」

ギルガメッシュ「そうあることしか知らず、そう在ることでしか自己証明が出来ぬ空虚の人間」

そうして心底愉快そうな笑みを浮かべて貴方の方へ向くと、吐き捨てる様に彼は告げた。

ギルガメッシュ「お前は満たされているのか?乾きを真に満たすものは見つかったか?」


【直後貴方感情判定 メルトリリスイベント+2 怒り-2】


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1005.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice