過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐだれかの物語【安価とコンマで聖杯戦争】
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◆JwraddSSjo
[saga]
2014/08/30(土) 19:29:28.02 ID:9IMnskGdo
【補正なしクリティカル:特殊勝利】
ギルガメッシュはまるで意志を持って互いと互いを食い破ろうとする、膨大な神秘のぶつかり合いを眺めていた。
ゆっくりと口元に手を当てて、宝具の勢いが明らかに貴方の方が上でも、その佇まいは崩さず。
夜空に咲く大輪を見るかのようなその笑みに何が隠されているのか、貴方には分かり兼ねていた。
だがこの信念は何れその身に届くだろうと、咆哮を上げて自らの伝承の威力を高ませる。
貴方「うおおおおおおおおお!!!!」
それを見ても尚も笑みと態度を崩さないギルガメッシュに不信感を抱きつつも
ただそうすることしか出来なかった。
ランサー「―――はん!らしくねぇ真似しやがるじゃねぇか英雄王さんよ!」
キャスター「同意するわ。まさか貴方がそんな私達想いのことをしてくれるなんてね」
そこで前に出るのは青い槍兵、そして魔術師のサーヴァントだ。
威力の上乗せか!?そう警戒するが、続かれた彼らの言葉でその考えは野暮なのだと理解した。
そしてギルガメッシュの本意にもようやく気付けたのだ。
ギルガメッシュ「あえて前に出るか、犬と魔女よ。黄泉への墜落、止めはせぬぞ?」
ランサー「てめぇ…!最後の最後まで俺を犬呼ばわりかよ!」
「まあいいけどよ!」そう鼻を鳴らして、突進の構えを取るランサーに
キャスター「魔女でも見れた夢があった。その夢は私達を変えてしまったようね?」
「そうでしょう?英雄王さん?」と艶やかな声音で呟いた後に
腕を前に出し一つの魔法陣を産み出すキャスター。
ギルガメッシュ「否定はせぬさ。我も貴様らもあの集団に骨を抜かれたか」
ランサー「我がマスター達のためにも、あの宝具の威力を少しでも減らそうってか?」
ランサー「本当にらしくねぇんだよ―――!」
極光へ青い弾丸は翔ける。生命など最初から選択肢などないと。
キャスター「―――Μαρδοξ―――」
奔る列圧に黒いフードは吹かされ、露わにされる美貌にも構わず盾を産み出すキャスター。
やがて乱気流を食い破る横薙ぎの斬撃は、明らかに勢いが衰えていた。
そこにランサーの生命を燃やしての突進と、キャスターの出した盾とギルガメッシュをも呑み込む。
しかしその斬撃は決して果てに居たマスター達に届くことはなく。
従者である彼らだけが蒸発するかのように消えていった。
【英雄王、ランサー、キャスター消滅】
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