過去ログ - 【Fate】君達が紡ぐだれかの物語【安価とコンマで聖杯戦争】
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58:1 ◆JwraddSSjo[saga]
2014/08/29(金) 14:59:07.52 ID:ORajORV2o
【再開します…】

【四日目 朝 拠点:ハイアットホテル】

それは異形としか言えない何かだった。芸術の完成形を見せると言われ視せられたのは精神を侵す物。

即座に危険物と反応したメルトリリスは窓を開けた後、脚に力を溜める。

鋭利な鋼に集結していく確かな力という力。そしてそれを躊躇いもなく放った―――


貴方「何をするかメルトリリス!それは我が至高の…」

トチでも狂ったのかと叫ぶ貴方にメルトリリスは冷たく返した。

メルトリリス「黙りなさい。それは人と幻想の―――神の手にすら余るもの」

メルトリリス「きっとそれは私達に破滅を引き起こす、さながら呪詛の塊よ…!」

忌々しげにそう呟きながら、確かに感じるそれを蹴り飛ばしたという感触。

何処までも鮮やかな曲線を描いた必殺は、異形を青空の遥か遠方にまで飛ばすに至る。

音速の壁を超え、やがては自身に掛かる空気との摩擦と重圧によって塵となって消えていった。

自分という存在を燃やしながら人目に刻まれる、それはさながら彗星の如く。

望んで産まれた訳ではなく、偶然という偶然から出来上がってしまった異形は何処までも綺羅びやかに冬木の人の脳裏に刻まれた。


貴方「ス、スプーがあああああああ!!!!」

式「今の化け物の名前はスプーっていうのか…」

悔し気に涙を流してたたらを踏み絶叫する貴方の背後では、既にナイフを構え終えていた式の姿があった。

滲み出る脂汗、吐息は荒く、双眼には蒼い波紋を描く直死の魔眼が強く顕現していた。

式「何だあの化け物…。始めて産まれたことに畏怖した」

袖で前髪から垂れる汗を拭うと、その存在が消えたことに安堵したのか溜息を付いた。


桜「…何か違う気がするんですが」

ライダー「ぬぅあっははははは!」

【昼の行動安価 1:探索 2:コミュ 3:自由安価 下3】


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