過去ログ - 真姫「私と彼女の有り方」
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20: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/08/29(金) 10:13:54.34 ID:hS5ddXMIo

 この気持ちを伝えたとき、穂乃果がどんな風に答えるかわかる。

『うん、穂乃果も真姫ちゃんの事好きだよ!』

 屈託のない笑顔で、疑うことなくそういうだろう。
そして私は言うの、そうじゃないと。それとは違う好きなんだって。
きっと穂乃果は戸惑って、狼狽えて、悩んで。それでも否定はしないと思う。

 気持ち悪がられたり、距離をとられたりする事はないと思う。
でも、受け入れて貰えるとも思えない。

「最近、ずっと同じ事ばっかり考えてるわね」

 呟きは暗い部屋に僅かに響く。
この所ずっと、ベッドに転がっては思考が同じ所をぐるぐると。
諦められない、好きって気持ち。
大好きな人。大好きな場所。どっちも欲しくて、でもできなくて。

「誰かに相談……してみようかな」

 思考に疲れ、重くなった瞼。
霞んでいく見慣れた天井に向かって、私は呟いた。


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