過去ログ - 【安価】涼風「ちわー!料理勝負だよー!」五月雨「なんやかんやで3スレ目!」
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735: ◆GwQ8Cj5DL6[sage]
2014/12/14(日) 23:24:28.59 ID:uVyMHV2g0
この子達と戯れている間に時間が過ぎる。刻一刻と迫るタイムリミット。

こっちの曙の表情が明るくなってきたのに、ここでお別れなんて俺としても嫌だ。
でも、時間にはあながえない。

提督「皆……俺達はもう帰らなければいけないんだ」

落胆する彼女達の目。苦しいが、それが現実なんだ。彼女達が失った物と比べれば俺の苦しいなんざ無いような物だ。

曙(平)「……もういっちゃうの?」

上目使いをしてくる曙。しょうがない、もう少しだけと模索するも、そんな余裕などない。俺には頷く事しか出来なかった。

曙(平)「……そんな」

そう絞り出した彼女の目には涙が。

曙(平)「……またあえる?」

恐らく逢えないだろう。が、俺は勇気づけるために嘘を吐いた。

また逢えるよ、と。



曙(平)「ずっと、待ってるからね」



~~~~~~~~

曙(現)「うー、疲れたー」

子供感丸出しの感想の曙をよそに、俺は罪悪感に満たされていた。あの最後の言葉が胸に突き刺さる。

どうにかしたい。だが俺にはどうすることも出来ない。
……………………待て。

~~~~~~~~

俺にはどうすることも出来ない。
俺には。
なら夕張と明石ならどうだ。

~~~~~~~~

明石「出来ますよ?」

夕張「任せて!」



そう、俺には仲間がいるんだ。

~~~~~~~~

5日後、とりあえず先に完成した電話で通話してみる。

曙(平)「もしもし、こちら○○鎮守府です」

提督「提督に変わって頂けませんか?」ウラゴエ

曙(平)「えっ、提督は……提督は………」

提督「ふふ、冗談だよ、久しぶり」

曙(平)「……提督?」

そうだ、と答えると受話器の向こう側から歓喜の声。

曙(平)「ねね、いつ逢える?」

提督「もう少しだ、今装置を作ってるから少し待ってくれよな」

曙(平)「うん!」

~~~~~~~~

やっと心が晴れた。俺は彼女達を裏切らなくて済むんだ。
そう思い電話を切ったとき、丁度明石達が完成の知らせを教えてくれた。


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