5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/28(木) 00:22:10.32 ID:wiOXhnBl0
「そんなの分かってるわよバカっ、もう良いわ、仕方ないから今日は諦めてましょ、そのうち道具調達するなり土方のバイトをSOS団のみんなでするなり方法考えとく」
出来れば止めておいて欲しいが、まあなるようにしかならんよな………こんな事で未来への憂いが出来るとは悲しい限りだ。
「地底世界に繋がるマンホールが一つくらいあってもおかしくないわよねぇ……」
どこぞの漫画なんかでありそうな設定をぶつぶつと呟きながら、ハルヒは分岐路を自分の帰宅路とは別の方向へと歩き出す。
「………ハルヒ?」
「なによ?」
呼び止められ振り向いたハルヒは考えを中断されたからか少し不機嫌そうな顔をしていた。
………いや、お前の帰り道そっちじゃなくないか?
「だから?」
………いいえなんでも。と首を横に振りつつハルヒに追い付く俺。
まぁ、いいさそっちは俺の家の方向だしな。
「今は団活中で不思議探索の真っ最中でしょ?あたしの家までの帰宅ルートなんて北高入ってすぐに調べ尽くしたわよ、当たり前でしょ?」
「そうかい、なら違う道を探さなきゃな」
「そういう事よ、わかってるならきびきび探す!!」
曇り空の下、並んで歩くハルヒの頬は少しだけ赤く見えた。
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