過去ログ - 北沢志保「声優という生き方。アイドルという生き方」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/28(木) 00:18:13.03 ID:jDZpGnlO0
血が通うというのは、まさしくああいう感覚のことを言うのだろうか。
それまでデータでしかなかった私に、文字通り魂が込められたその瞬間のことを、私は一生忘れないだろう。
私にとって彼女、雨宮天との出会いは、それだけ大きな出来事だった。
「私達がゲームになる?」
765プロダクションにアイドルとして所属して半月がすぎたある日のこと。
集められた私達アイドルは、そんな話を教えられた。
765プロダクションミリオンライブシアター。月一で行われるライブイベントのために作られた劇場で、私を含む37人のアイドルはそのイベントに向けて日々レッスンを重ねている。
そんな私達が、これからゲームになるという。
ゲームといっても私達が出るわけではなく、私達をモデルにした新しいキャラがゲームに出演するというとのことだ。
もちろんゲームには声もつき……つまり、私を私以外の誰か、別の人間が演じるということだ。
演技を専攻する身として一度はあってみたい、その結論にたどり着くまで時間はかからなかった。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/28(木) 00:18:57.24 ID:jDZpGnlO0
肩下まで伸びた黒髪は絹のように美しく、切れ長の瞳は芯の強さを感じさせる。
目鼻立ちは整っており、正直に言うとそれほどの美貌はうらやましくもある。
しかし、そんな彼女の第一印象は、頼りない人といった感じだった。
私より背が低く小柄な彼女は、どことなく小動物チックで、落ち着きがなくなにかに怯えているといった感じだった。
そんな彼女が、マイクの前に立った瞬間、別人のようになる。
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/28(木) 00:19:23.38 ID:jDZpGnlO0
去年の夏のことだ。
天が、初めて私の役を演じる声優としてファンのみんなの前に立った。
今思い出してみたら拙いステージだけど、天が北沢志保を一生懸命に表現しようとしていたことは絶対に忘れない。
それから数カ月後、雨宮天の劇場デビューが決まった。
以下略
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