過去ログ - 女「今日は楽しかったね」男「え!?誰!?何!?」
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10:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/29(金) 02:17:55.68 ID:UOc2H3oG0

「そうそう。明日さ、また同じ位の量
 入庫すっからよろしくな」


さりげなく誤魔化しながら、休憩室から出て行こうとする。


「はーい。……って、マジで!?
 いやもぅ勘弁して下さいよ」


その言葉に驚き振り返った。


「じゃ、よろしくー。
 あっ今日、男友休みだとさ、
 1人で大変だろうけど頑張ってな」


店長は既に扉に手を掛けていた。
最悪の事実を告げると逃げる様に部屋を出て行った。


「ちょっ、店長!」


バタンと扉が閉まり、休憩室に男の声が虚しく響く。


『最悪。男友の奴め逃げやがったな』


昨日の夜自分を諭した癖に自分は休む理不尽さに怒りを通り越し呆れてしまった


「はぁ……マジかよ」


一人で呟きながら選別を始める。

話し相手も作業分担もできない状況は負担を倍以上に感じさせた。

黙々と作業を続け時間が過ぎていく。

男の頭の中は店長と男友への不満で一杯になっていた。

レコードのジャケットが擦れる音と時折男のつく溜め息で部屋が満たされていく。

何時間か過ぎた頃、部屋に店長が戻ってきた。
携帯で話しながら男の方に近寄り様子を伺う。

少し離れた所で話を続け、携帯を切りポケットに入れながら話し始めた。


「なぁ男、明日暇か?」


作業の手を止め振り返る。


「暇も何も……また在庫選別でしょ?」


不機嫌そうに答えると、再び前を向き作業を続ける。

店長は少し困りながらさっきの電話の内容を伝えた。



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