過去ログ - 女「今日は楽しかったね」男「え!?誰!?何!?」
1- 20
34:1 ◆h/8ygxZQYA[saga]
2014/08/31(日) 08:00:44.78 ID:jvZ5M2nz0

引き留めようとする男に振り向きざまに男友が返す。


「男ぉ昨日、今日バイト休みだったよな? 
また入庫してるんだけど、手伝うなら……」


男友がニヤニヤしながら話す。


「あっお疲れさーん、またなー」


男友に最後まで喋らせず手を振り送り出した。

一人黙々と資料を書き出していく。

高かった陽もすっかり傾いていた。
窓から西陽が射し込む。


『クッソ、何で今日に限って』


このままでは在庫選別をしているのと変わらない時間になるのは必至だった。

陽も落ちた頃、扉が開いた。


「おぉーまだやってたか、感心感心」


教授はレポート用紙を手に取ると内容を読み始めた。


『感心感心ってお前がやらせてんだろ! 
 このジジイ』


何枚か内容を確認すると思いがけない言葉が掛けられた。

「うん、結構よくまとまってるね、
 もういいや、帰りなさい」

「本当ですか? ありがとうございます、
 じゃあ失礼します」

喜び部屋を飛び出す、構内を突っ切り駅に向かって走りながら時計を確認する。


『よし、まだこの時間なら』


改札にパスを叩き付ける、ゲートが開く時間さえもどかしく感じる。

階段を駆け登り、電車に飛び乗った。

一刻も早く女に会いたい気持ちで一杯だった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
71Res/71.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice