過去ログ - 闇条さんとフレンダさん☆3巻再構成
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4: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/08/29(金) 02:00:37.76 ID:sNjSD+W90
窓のないビル
第七学区に存在する巨大な建物の、さらにその内側。
部屋には窓がない。
入り口も、出口すらもない。
おおよそビルとしての機能を全く持たないそのビルのなかの一部屋に、巨大な円筒器が鎮座していた。
傍から見れば、それは大きなビーカーのように見えた。
ビーカーは中身を透明な赤い液体で満たされており、水中には人間が逆さに浮いている。
人間は緑の手術着を来ており、その顔から、一切の情報が読み取れない。
年齢も、国籍も、男か女かさえも。
彼・もしくは彼女は、ビーカーの前に立つ白衣の男と向き合っていた。
白衣の男は、名を木原数多という。
この街の優秀な科学者にして、裏世界のカリスマだ。
『ふふっ……幻想殺しも順調に成長を遂げている』
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