過去ログ - 律「澪と寄り道して帰る話」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 01:48:16.49 ID:Gqx9SXLWo

「ね、律。この時間のマックって、なんだか守られてる感じしない?」

 そう言う澪の後ろからまだ傾いた日差しが射し込む。
 つややかな髪に淡い光が射して、まるで天使の輪っかのようだ。

「私たちも、あんなふうになりたいな」

 イスに腰掛けた足をぶらつかせて、
 私に肩を寄せて
 こっそりそうささやく。

 なんだよ澪、お前どうしてそうなんだよ。
 お前、なんなんだよ……

 光に照らされる店内の中で、
 私のなかに溜まった澱まで見透かされそうで、
 いっそ 私だけ夜に引きずり込まれてしまえばいい
 と願った。



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