過去ログ - 穂乃果「『れんあいげぇむ』…?」…]T
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[saga]
2014/09/09(火) 02:54:22.02 ID:GgzBQzXu0
ギュッ・・・!
花陽「!! ほ、穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「良かった…」
花陽「えっ…?」
穂乃果「花陽ちゃんは消えないもの…」
儚げで触れればサラサラと砂のように消えてしまうんじゃないか
あり得ない事だど分かっていてもやはり確かめたくなる
穂乃果「なんとなく、花陽ちゃんが消えそうに思えたから」
穂乃果「こうしてお話が出来て、身体にも触れることができる…」
穂乃果「当たり前なのに…すごく嬉しいやっ!」
今日…矢澤にこに自分の身の回りで起きた事を話した
自分はいつか恐ろしい【何か】に消されてしまうのではないか?
自分に限らず、大切な親友や身内に災厄が降りかかるのではないか
そんな馬鹿みたいな事を考えてしまう…
何時ぞやの石を投げてきたストーカーの時のように…
花陽「…穂乃果ちゃん、ずるいよ」ボソ
そうやって誰にでも貴女は優しいから…
だから、こんなにも苦しい想いをしてしまうというのに…
花陽の苦悩は穂乃果には伝わらない…
こんなにも胸の内が締め付けられるような想いなのに…
自分の気持ちは相手に伝わらない
後ろから抱きしめてくる穂乃果の体温やぬくもりだけは一方的に伝わる
それが、また更に花陽を苦しめる
伝えたいのに伝えられない
苦しくなるのに"温かさ"を伝えられる…
本当は誰よりも言いたいのに…気付いてと言えない
波打ち際の孤独なheaven…
ただ、ただ…切ない、そんな花陽の胸の内は彼女に届かない…
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