過去ログ - 櫻井桃華「あら、あなた忘れ物をしておりますわよ?」都築圭「ごめん、静かにして」
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111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/21(日) 12:03:57.33 ID:mWnPwJSv0


麗「嫉妬も苦悩も失意も挫折も……音楽は内包している」

星花「それでも、その先の世界にも音楽は満ちておりますわ」

麗「涼宮さん。以前、貴殿の演奏に際した時はどうしてああも大仰なアジタートにするのかと訝しんだものだが……今は貴殿がしたかったことが分かる」

星花「……」

麗「焦がれ、身を焼かんばかりに希求する様を、あのパッセージに込めたかったのだな」

星花「お恥ずかしい。曳かれ者の意地でございますわ」

麗「なにを恥じることがある。自分を見据えてミューズへのきざはしに至らんとする。立派な音楽家の姿勢ではないか」

星花「神楽様……」

麗「それに……君のあの演奏にわたしは惹かれていたのだ。パガニーニ・カプリ―スのあの24を思い起こして――」

星花「――っ!」


星花「ふふっ……そうでしたのね…………神楽様。ありがとうございます」


星花「奇想曲の24番は、わたくしの魂を一等鷲掴みにした曲でございますわ」



麗(涙……し、しまった。女性を泣かせてしまった…………!)




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