過去ログ - 櫻井桃華「あら、あなた忘れ物をしておりますわよ?」都築圭「ごめん、静かにして」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 17:34:03.47 ID:Woysc1rB0
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朝の日差しが自然公園の木々を照らし、川の流れに煌びやかに反射する。

清涼な空気が時折、小さな風にさらわれて髪と肌をふわりと撫でていった。


音葉「囁くような音たちが森の器に満たされて……歩くたびに表面に小さくさざ波が生まれます」

圭「流動する世界の音をじっと聞きていたいって君も思う?」

音葉「その旋律の一部になるよろこびを噛みしめながら――途絶えることなく鼓動していたいと、そう思う時もあります」

圭「そっか。海に潜ってるみたいだよね、ただひたすら調和がとれた音に漂うのは」

音葉「まさしく。とても……心が安らぎます……」


ちちち、と鳴く声が二人の耳に届く。

雀が二羽、ぱたぱたと空を掻いて並んで歩く二人の元にやってきた。


音葉「あら、素敵な歌い手が……」

圭「鳥が遊びたがってる。や、おはよう」


翳した手に雀たちが留まり、きょろきょろと頭を動かした。


音葉「ふふっ、かわいいですね……」

圭「鳥のために曲を作るのも、やっぱり楽しい気がするなぁ」



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