過去ログ - 櫻井桃華「あら、あなた忘れ物をしておりますわよ?」都築圭「ごめん、静かにして」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/30(土) 19:02:12.12 ID:7g5ZNBNu0




♪♪!   ――♪♪!   ―♪♪ ! ! !





急流の様なアルペジオが、盛大にダイナミクスを響かせて。

いっそ唐突な程に――その曲は終わりを迎えた。



圧倒感の余韻が部屋に濃密に漂い、そしてそれは奏者の声で和まされる。



圭「うん、思ったよりもいい感じで安心した。―― Vielen Dank fuer Ihre Aufmerksamkeit」

桃華「はい……っ!?」

圭「ご清聴ありがとう。どうだった?」

桃華「え、ええ、素晴らしかったですわ! えっと、なにか……なんというか、地面が揺るがされたような……でも、いい気持ちで……」

圭「そう」

桃華(こんなピアノを弾ける方でしたのね……!)

桃華「えっとえっと……アナタの演奏にふさわしい表現を探しているのですけれど――」



音葉「――――天から降る祝福。それを讃える万感の声、声、声」



桃華「あら、音葉さんっ?」

音葉「いじらしき人の身に、世界の理の欠片が怒涛のような救いとなって。――祝祭と癒しとその激しさが満ちた箱庭の旋律。奏でたのは貴方?」

圭「うん。チャリティコンサートに贈ろうと思ってね」


梅木音葉
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