過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/31(日) 18:07:11.88 ID:htogreJXo

 尖った耳は噂に聞いていたよりは小さいようだった。
 彼はまじまじとそれを見つめたがエルフは気にした様子を見せなかった。
 ただこちらに静かな視線を注いでいる。

 と。
 形の良い唇が開いて、けほっと小さく咳をする。
 一回、二回。
 馬車の中が埃っぽかったせいだろう。
 それはともかくようやく彼は口を開く機会をつかんだ。

「お前……エルフだな。売り物か」
 エルフは答えない。
 彼は構わず問いを続ける。
「この馬車に何があった」



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