過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/01(月) 15:00:24.12 ID:CYET1goWo

 焚き火の反対側に横になっているエルフが目を閉じているのを確かめ、彼は小さく口を開いた。
 おぼろげな記憶に残る歌をゆっくりと口ずさむ。
 母とは違い、かすれて下手くそな彼の声。
 歌詞も音程もあやふやだが、確か子熊が紅い葉を探して歩く話だ。

 ネズミやウサギに聞くけれど誰も在りかは知らないらしい。
 一生懸命探したけれどどこにも全く見つからない。
 そのうち子熊は疲れてしまい、探す理由も忘れてしまう。
 母熊のところに帰っていってその懐でぐっすり眠る。
 その頃外では紅い葉が、山一杯に揺れていた。

 そんな歌だ。



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