過去ログ - 智香「裏返しマイサイト」
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26: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 21:58:34.09 ID:yVkDdauc0
モバP「無理をしてまた発作が出ても困る。だからチアができそうなやつのうち、誰かに都合をつけてもらうよ」

智香「だ、ダメですっ!そんなの、そんなの……!」

モバP「……じゃあ智香は、次は発作が出ないという自信があるのか?」
以下略



27: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 21:59:51.19 ID:yVkDdauc0
―――病院―――

モバP「……」

芳乃「ぶおー」
以下略



28: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:01:26.46 ID:yVkDdauc0
モバP「もしかして、智香のお見舞いに来てくれたのか?」

芳乃「はいー。収録先で倒れてしまったと風に聞きましてー。急いでやってきた次第ー」

モバP「そうか。……だけど、今は入らない方がいいかもしれない」
以下略



29: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:02:41.45 ID:yVkDdauc0
―――病室―――

智香「……ひぐっ、えぐっ」

智香「どうして、今更っ、こんな事になるのっ」
以下略



30: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:04:13.86 ID:yVkDdauc0
芳乃「……少し、そなたとお話をしたいと思いましてー」

智香「……そっか。な、何かなっ?」

芳乃「笑顔を無理に作らなくてもいいのでしてー。そなたが辛いのはわかっているのでー」
以下略



31: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:05:25.56 ID:yVkDdauc0
芳乃「簡単に言うならばー。応援する側の元気がないならー、分け与えられる生気は小さくなるのでしてー」

芳乃「つまりはー。いくらそなたが他の人間に生気を分け与える量が、凡人に比べて多くてもー。心が応援する事を苦だと感じている限りー、分け与えられる量は凡人に劣ってしまうとー」

智香「……」
以下略



32: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:07:04.48 ID:yVkDdauc0
智香「乗り越えようとしたんですっ!でも、走り高跳びのセットを見るだけで、足が動かなくなってっ!」

芳乃「それはー。乗り越えようとはしていないのでしてー」

智香「……っ」
以下略



33: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:08:24.03 ID:yVkDdauc0
芳乃「昔々ー。あるところにー。不老不死の少女がいたのでしてー」

芳乃「そんな神にも等しい力を持っていたその少女はー。住んでいた村の人々からいじめられていたのでしてー」

芳乃「ですが年月が経てばー。彼女をいじめていた彼らは寿命を迎えて一人、また一人と消えていきー」
以下略



34: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:09:35.90 ID:yVkDdauc0
芳乃「少女はこの人達なら自分を受け入れられると信じていてもー。いじめられた経験からー、なかなか打ち明ける事ができなかったのでしてー」

芳乃「そんなある日、村を化物が襲ったのでしてー」

芳乃「少女は、自分が不老不死である事を利用し、化物の生贄になればー。村や人々が助かるとわかっていたのでしてー」
以下略



35: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:11:37.41 ID:yVkDdauc0
智香「あのっ……少し、一人にさせてもらえませんか?」

芳乃「……わかったのでしてー。ではー、わたくしはこれでー」ガララ

智香「臆病さを、言い訳にして……」
以下略



36: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2014/08/30(土) 22:12:23.64 ID:yVkDdauc0
―――病院 屋上―――

芳乃「ぶおー。ぶおおー」

芳乃「むー?燕ーどうしたのでしてー?」
以下略



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