96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/15(水) 20:57:49.56 ID:hIHIN9Ee0
  
 「はあああああ!!」 
  
 砲弾が、次々と姉さんに着弾する。立ち上る煙で一瞬姉さんが見えなくなる。 
 この距離なら、多少なりとも損害を与えられているはず。 
  
 「姉さん……少しは、おとなしく……っ!?」 
  
 咆哮。足がすくむほどの悲痛な叫び声。 
 煙の隙間から、赤い光が覗く。 
  
 「!」 
  
 姉さんに、あんなに憎悪に満ちた目ができるなんて。 
  
 ……す 
  
 胸を押さえながら、姉さんは、私を睨みつけていた。 
  
 ……ス 
  
 足がすくむ。その一瞬が、命取りだった。 
 煌めき。それが何なのか、気付いたときには、衝撃を受け、私は海に投げ出されていた。 
  
131Res/75.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。