過去ログ - 【咲安価】 京太郎「これがZOIDS…」 憧「これがゾイドよ!京太郎!」3機目
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◆g6V0jYwopc
[saga]
2014/09/09(火) 23:40:54.07 ID:bV96YYXlo
◇帝国領土 特務隊基地 屋上
特務隊基地の屋上、そこは昼間であればリフレッシュのために様々な部隊員が風を感じる場所である。
しかし冷え込みの激しい夜にそこへ訪れるものは稀であり、現に今も一人の少女しかそこには居なかった。
だがその少女の事を知るものであれば強い風で体の冷えやすいそこに少女が居ることに違和感を感じるであろう。
…もっともそれを気づいたり、気遣う事の出来る者はこの屋上には誰も居ないのだが。
宥「……冷たい風。」
宥「……寒い。」プルッ
宥「…一人ぼっちは嫌。…皆と離れたくない。」プルプルッ
宥「…あったかくないよ。」ポロポロッ
キィ……
宥「…!」ゴシゴシ
不意に背後で扉の開く音がする。
もし部隊の仲間が来ており、決戦前に情けない顔を見られるとなると士気に関わる。
そう思った少女はいつの間にか流れていた涙をぬぐい背後へと振り返る。
そこに居たのは宥にとっても決して軽い存在ではなく、むしろ大事な妹を任せてもいいとさえ思える部隊の仲間、京太郎が居た。
宥「…京太郎…君。」
京太郎「こんばんは、宥さん。」
京太郎(……泣いていたんだろうか。…よく見ると目が赤く腫れているな。)
京太郎(…宥さんがこんな所に居るだけでもおかしいのに泣いていたとなるとやっぱり何かありそうだ…。)
宥「どうしたの京太郎君?わざわざこんな屋上にまで。」
宥「決戦前の大事な時に体の冷えやすい屋上になんて来て体調崩したら大変だよぉ。あったかくないから戻ったほうが」
京太郎「宥大尉…いえ宥さん。何かを隠して居ませんか?」
宥「っ……何の事かな?私はいつも通りだよ。」
京太郎「少なくとも俺の知っている宥さんはこんなに寒い屋上何かに自分から来る人ではありませんね。」
京太郎「それに宥さんは自分からここが冷えるから戻ったほうがいいって言いましたよね?…つまり自覚もあるという事です。」
京太郎「そして極めつけは、宥さんが泣いていたという事です。」
京太郎「これで何も無いって思ったら逆にすごいですよ。」
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