14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/08/31(日) 22:07:19.70 ID:rhAwjF480
 キリト「大丈夫ですか!」 
  
 男性「やめろ!やめてくれ!」 
  
 目の前で見た光景に絶句する。 
  
 切り刻まれる小型のドラゴン。 
  
 絶望を受けた顔をする男性。 
  
 ポリゴン状に霧散するそれは、おそらく男性の使い魔なのであろうか。 
  
 キリト「お前、何をした!」 
  
 フード男「何って、はっはっは!見てわからねえか!コイツの使い魔を殺してやったんだよ!」 
  
 シリカ「あなたまさか!」 
  
 フード男「そうだよ。俺が今騒がれてる。使い魔殺しの”クァンツ”だ!」 
  
 キリト「お前、何故人の使い魔を[ピーーー]!」 
  
 クァンツ「何故?理由なんてない。殺したいから[ピーーー]んだよ!ハーッハッハ!」 
  
 シリカ「あなた、最ッ低!許せない!」 
  
 キリト「シリカ、落ち着け!」 
  
 シリカ「せやああぁぁぁぁぁぁ」 
  
 クァンツ「フン」 
  
 ほんの一瞬の出来事だった。 
  
 キリト自身、何が起きたかわからない。 
  
 キリト「一瞬で、シリカのHPゲージがレッドだと…!」 
  
 シリカ「くっ…」 
  
 キリト(あんなソードスキル、見たことない。まさか。まさかコイツは…!) 
  
 キリト「まずい!シリカ!早く離れろ!」 
  
 キリト「おそらくそいつは…そいつは…」 
  
 キリト「ユニークスキル使いだ!」 
  
 クァンツ「ハッ、鋭いじゃねえか!そう、俺はエクストラスキル、”マサクールナイフ”使いだ」 
  
 キリト「マサクール、ナイフ…」 
  
 シリカ「ま、マサクールって、どういう意味なんですか?」 
  
 キリト「英語で…、大虐殺…」 
  
 シリカ「!そんな…」 
  
 クァンツ「おやおやぁ!賢いねえそこのガキは!」 
  
 キリト「大虐殺というくらいだ。与えられる条件なんか予想できる」 
  
 クァンツ「そう、このマサクールナイフを得る条件。それは」 
  
 シリカ「…」 
  
 クァンツ「全プレイヤーで最も早く使い魔を5匹[ピーーー]ことだ」 
  
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