過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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142: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/06(土) 20:05:30.38 ID:WLBj1604o



 
 播磨拳児と西木野真姫。

 二人が共同で作った曲がついに完成した。

 録音した曲は、真姫が家のパソコンで編集してMP3携帯プレイヤーに入れた。

「ついにできたか」

「はい、聞いてみます?」

「ああ」

「今、イヤホンしかないんですけど」

「お、おう」

「あの」

「ん?」

「一緒に、聞いてもいいですか?」

「ああ、別にかまわねェけど」

 というわけで播磨が右の、真姫が左のイヤホンを耳につけて音楽を再生する。

 ここ数か月、胸の中でモヤモヤと漂っていた自分の中の音楽が、今こうして

はっきりとした音になって再生されていることに播磨は感動してしまった。

 それもこれも、今彼の目の前にいる西木野真姫という存在なしにはありえない。

「ここの部分、いいな。自分で言うのも何だけど」

「はい。私も好きですよ」

 寄り添うように一つの音楽を聴く二人。

 絵や彫刻が完成するのとはまた違う、達成感のようなものがあった。

 曲を聞き終えた播磨は真姫に礼を言う。

「ありがとう、西木野。本当に世話になった」


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