過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/09/06(土) 20:13:01.55 ID:WLBj1604o
「お前ェらはいつも通り練習すりゃいい。それを見せるのもいい訓練だ」
「その通りです穂乃果。アイドルはいつも見られていることを意識することが重要
だと、『世界アイドル入門』(民明書房刊)にも書いてありました」
そう言ったのは練習を実質的に取り仕切る海未である。
「でも、どうして練習場ではなく、神社なんですか?」
そう、今彼女たちがいるのは、学校ではなく学校の近くにある神社である。
「んなこと決まってるだろ。これから石段登りをするからだよ」
播磨はそう説明する。
「へえ?」
神社の境内で準備体操をした後、石段登りがスタートした。
近所でも、これほどの段数を持つ階段は多くない。練習には最適だ。
「アイドルは時に何ステージもこなさないといけないことがあるからな、それを支える
ための基礎体力と足腰を鍛えるために、こうして天気のいい日は階段登りをするのさ」
「よーい、スタート!」
雷電の掛け声で一斉に階段を上りはじめる、穂乃果、海未、そしてことりの三人。
「今日は一番取っちゃうよ!」穂乃果は言った。
最初のうちは余裕の表情を見せていたほのかたちも、往復を重ねるうちに段々と
表情を無くしていく。
「はあ、はあ、はあ」
「頑張れ! まだ半分はあるぞ」
「ふあい!」
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