過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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154: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/06(土) 20:13:01.55 ID:WLBj1604o

「お前ェらはいつも通り練習すりゃいい。それを見せるのもいい訓練だ」

「その通りです穂乃果。アイドルはいつも見られていることを意識することが重要

だと、『世界アイドル入門』(民明書房刊)にも書いてありました」

 そう言ったのは練習を実質的に取り仕切る海未である。

「でも、どうして練習場ではなく、神社なんですか?」

 そう、今彼女たちがいるのは、学校ではなく学校の近くにある神社である。

「んなこと決まってるだろ。これから石段登りをするからだよ」

 播磨はそう説明する。

「へえ?」

 神社の境内で準備体操をした後、石段登りがスタートした。

 近所でも、これほどの段数を持つ階段は多くない。練習には最適だ。

「アイドルは時に何ステージもこなさないといけないことがあるからな、それを支える

ための基礎体力と足腰を鍛えるために、こうして天気のいい日は階段登りをするのさ」

「よーい、スタート!」

 雷電の掛け声で一斉に階段を上りはじめる、穂乃果、海未、そしてことりの三人。

「今日は一番取っちゃうよ!」穂乃果は言った。

 最初のうちは余裕の表情を見せていたほのかたちも、往復を重ねるうちに段々と

表情を無くしていく。

「はあ、はあ、はあ」

「頑張れ! まだ半分はあるぞ」

「ふあい!」


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