過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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179: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/07(日) 21:25:09.45 ID:mnqOCDlBo

「へ?」

「人と一緒に何かを作るって、なかなかできないじゃないですか。先輩の役に立てる、

人の役に立つために私の音楽がある。自分の好きなことが人の役に立つなんて、

こんなに嬉しいことはありませんよ」

「西木野、お前ェ。いい奴だな」

「そんな……。身勝手なだけです」

「……」

「……」





   *




 その後、しばらくの間二人は無言で歩いた。

 しかし、その無言は重苦しいものではなく、むしろ心地よい無言であったと思う。

 夜の音を聞きながら、真姫はもう少しだけ一緒にいたいと思った。

 けれども終わりはやってくる。

「もうすぐウチです。送ってくれてありがとうございます」

 そう言うと、真姫は改めて播磨にお辞儀をした。

「きれいなお辞儀だな。育ちの良さってのは、こういうところで出るのかね」


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