過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/09/09(火) 21:49:52.35 ID:Q2Gs7voYo
放課後の練習後。
疲労感の中にも充実感の詰まった練習場を出た播磨は、練習用の服から制服に
着替え終わった穂乃果が出てくるのを待っていた。
「高坂、一緒に帰ろうぜ」
「んん? どうしたの?」
播磨からの若干戸惑う穂乃果。
「たまにはいいだろうがよ」
「そういえば、最近一緒に帰ってなかったね」
「そうだったかな」
「それじゃあ、今日は夕飯食べて行きなよ。お母さんにも電話しとくから」
そう言うと、穂乃果は携帯電話を取り出した。
「お? おう」
穂乃果と一緒に薄暗くなる道を歩く。
もう夏も近いので日は長くなったけれど、見えにくいことには変わりない。
外灯が点灯すると、街に夜の訪れを告げているみたいだ。
「はあ、今日も頑張ったね、播磨くん」
「そうだな」
「……」
「……」
どうも穂乃果の口数が少ない。普段なら放っておいても二、三時間は喋り続ける
子だけに播磨は少し不安になってきた。
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