過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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627: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/28(日) 19:41:14.19 ID:CPJzR2pqo

(普段通りか。普段通りの実力を普段通りに出すってのが、一番難しいんだよな)

 緊張したメンバーの表情を見ながら播磨は思う。

(いかんいかん、この俺が弱気になってどうすんだ。何とかして周りを鼓舞しなきゃ

ならねェってのによ)

「拳児さん」

「ん?」

 ふと、話しかけてきたのは意外にも花陽であった。

 こういう時、緊張してこちらから話しかけないと口を開かないタイプだと思っていた

のだが。

「どうした、花陽」

「私たち、いけますよね」

 そう言って、花陽は手をグーに握った。

「当たり前ェだろうが」

 播磨は自信たっぷりに答える。

 本当は不安しかないのだが、ここで弱気を見せるわけにはいかない。

 平常心平常心。

「お前ェらはできるよ。なあ、凛」

「にゃっ!」

 急に話しかけられた凛が肩を揺らす。

 コイツも緊張しているのか。

「だ、大丈夫にゃ」

 そう言って凛は親指を立てた。


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