過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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640: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/28(日) 19:48:44.69 ID:CPJzR2pqo


 随分と長く待っていた気がする。

 彼女たちのパフォーマンスを待っている、大勢とは言えないけれど、何人か集まって

くれた音ノ木坂の生徒たちの集団の中では恐らくかなり長い時間に思えただろう。

 圧倒的な実力を持つチームは、ほとんどがシード権を得て予備予選を免除されて

いるので、ここでは凡庸なチームばかり出ているような気がする。

 そんな気持ちが時間を更に長く感じさせた。

「次だぞ、拳児」

 雷電は言った。

 何度か休憩を挟んで、ついにμ’sのパフォーマンスが始まる。

 播磨は緊張してきた。今までにない緊張だ。

 どうすればいいのかわからない。とにかく、今は何も考えずに彼女たちの動きを

ただ目で追いかければいいのだろうか。

 どんな顔をして見たらいいのだろうか。

 色々な思いが交錯する。

 思えばこの数か月、スクールアイドルのことばかり考えて生活してきた。

 今までの彼ならば、当然ながらありえない生活だ。

《次は、音ノ木坂学院スクールアイドル、μ’sの皆さんです》

 アナウンスが流れると、一部で歓声が起こる。

 松尾たち、音ノ木坂の生徒たちの声だ。

 暗くなったステージに光がともる。


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