過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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661: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/29(月) 19:18:24.23 ID:GcqR+MbJo



 突然だが、播磨は途方に暮れていた。

(何すりゃいいんだろうか)

 春先から夏にかけて、完全な休みというものを全く経験していなかった彼にとって、

まったくやることがない日というのはかなり困るものであった。

 高校生ならこの際しっかり勉強でもすればいいのだろうけども、とても天気の良い

さわやかな夏の日に部屋にこもって勉強をする気にはなれなかった。というより、

もともと播磨は勉強が好きではない。

 家にいても弟や親がうるさいので、彼は外に出ることにした。

 しかし、外に出たところでやることがあるわけでもない。

 図書館で静かに読書、とか喫茶店で優雅にお茶、などというのも柄ではないので、

ほとほと困り果てていた。

 そして、電車を乗り継いて彼が行きついた場所は――

(何でこんな所に来ちまったんだろうか)

 秋葉原であった。

 なぜ彼が秋葉原(ここ)に来たのか、はっきりとした理由や目的はない。

 ただ、播磨にとってこの秋葉原はアイドル活動にかかわる原点と言っても過言では

なかった。

 家電製品やアニメ・漫画などの店の他に、最近はアイドルグッズを扱う店も出てきて

いるらしい。


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