過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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663: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/09/29(月) 19:19:58.89 ID:GcqR+MbJo

 そんなことを思いながらぶらぶらと歩いていると、不意に地味な服装の女性とぶつかった。

「あいたっ」

「おい、大丈夫か」

 急にぶつかられたけれど、女性とぶつかって転ぶほど播磨は弱くない。

 相手も、少しバランスを崩しかけたけれど、すぐに体勢を立て直す。

(ほう、いい運動神経だ)

 思わず感心してしまう播磨。

 身長はそれほど高くない。年のころは自分と同じ高校生くらいだろうか、播磨は思った。

 だが、

「ん?」

 目の前の女性、というか少女はベージュのハンチング帽を目深にかぶり、メガネを

かけているけれど、その顔の輪郭や匂いには覚えがあった。

「あなたは!」

 意外にも、先に声を出したのは彼女のほうである。

「ん?」

「確か、播磨拳児さんですよね。プロデューサーと話をしていた」

 メガネの少女はそう言って笑う。

「あン?」

 彼女の声は確実に覚えている。

 そしてその笑顔も。


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