過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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775: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/03(金) 20:20:50.61 ID:z00UIWoZo

「どうしたの? はりくん。何か考え事?」

 不意にことりが話しかけてきた。

 彼女も実は、妙に察しがいい人物の一人である。

「ん? いや、そういうわけじゃねェけどよ。ちょっと疲れちまってな」

 播磨は曖昧な返事で誤魔化す。

 正直、何が不安かと言われたら、全部という他ない。

 だったら、心配していても仕方がないのだ。

「ふうん。でもあんまり考えすぎないほうがいいよ」

「わかってるっての。俺はあんまり頭良くねェからな」

「そういうことじゃないけど。あと」

「ん?」

「ラブライブの本予選までに、出来るだけ気になることは取り除いたほうがいいかもね」

 そう言ってことりは笑った。

「気になること……」

 播磨は色々と思い出す。

 確かに気になることはある。

 A−RISEのプロデューサー、新井タカヒロに言われた言葉。

 そして、東條希のこと。

「ちょっと便所」

 播磨は立ち上がり、寝室へと向かった。

 そして、自分の鞄の中を調べて松尾鯛雄から貰った紙を取り出す。

(今しかないか)

 播磨は心の中でそうつぶやいた。




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