過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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798: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/05(日) 17:36:18.89 ID:yguzjLR4o

 クラスがかわっても、二人の友情は変わらないようだ。

 海未とことりはランドセルを背負って校舎の外へ向かった。

「今日はあの……、工藤くんはどうしたの?」

「工藤? ああ、雷電のことですか。雷電なら教室で補習の手伝いをしていますよ」

 ずっと下の名前で呼んでいたので、海未は雷電の苗字を忘れそうになっていた。

 そう、彼の上の名前は工藤である。

 ただし、某探偵とは何の関係もない。

「へえ、前から思ってたけど、工藤くんと海未ちゃんって仲がいいんだね」

「幼馴染ですからね」

「今でも時々一緒に帰ったりするもんね」

「拳法の道場に行くときだけですから」

 そんな他愛もない話をしながら生徒昇降口で上履きから外履きに履き替え、校門へ

向おうとしたその時、海未たちの前を数人の人影が待ち受けていた。

「……!」

 一瞬で殺気を感じ取る海未。

「どうしたの? 海未ちゃん」

 ことりはすぐにこの雰囲気を感じ取れずにキョトンとしている。

「園田海未だな」

 腕組みをしている背の高い男子が海未の名前を呼ぶ。

 見かけない顔なので、上級生なのだろう。

「俺はこの学校を仕切ってる川城だ。この前はウチの舎弟に面白いことしてくれた

らしいじゃねえか。ちょっと面貸せや」

 そう言って首で合図する男子。


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