過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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809: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/05(日) 17:42:00.51 ID:yguzjLR4o

「……」

「海未、お前に怪我が無くて本当に良かった」

 そう言って雷電は笑う。

 無愛想な彼が笑うのは、とても珍しい。

「……ごめんなさい」

 ふと、涙が流れる。

 自分のことよりも他人のことをまず心配する。雷電はそんな男だ。

 それを思うと、ひどく悲しく思えた。

「なに、気にするな。俺はいつでも傍にいる」

 雷電のその言葉に海未の顔が一気に紅潮する。

 播磨とことりは気を使って顔を逸らしてくれたようだった。

「南、首が痛んだけど……」

「我慢なさい」

 二人のその声に思わず笑みが漏れる。

 海未は笑いながら、泣いた。


 


   つづく


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