過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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859: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/12(日) 20:24:13.71 ID:wl+HBWq5o

「な、なんじゃこりゃ!」

 播磨は記者の持っているタブレットを奪い取るようにして見る。

 確かにインタビューの内容は、自分が話をした通りだ。しかし、よく見るとかなり

脚色されていたり、変な意味で書かれていたりする部分もあった。

 簡単に要約すれば、音ノ木坂学院のSIP(スクールアイドルプロデューサー)、

播磨拳児は今回の最終予選に相当の自信を持っており、A−RISEにも勝てると

豪語しているらしい。

 もちろん、播磨自身はそんな意図は全くない。

「A−RISEとの勝負に自信がある、とありますが!」

 別の女性記者が言った。

「勝てる可能性がある、というだけだ! それは出場する限りどこのチームも変わらねェ」

「しかし、相当の自信がなければこんなことは言わないのでは?」

「自信はある。だが、勝利を確約しているわけでもねェ」

「A−RISEの新井タカヒロプロデューサーも、音ノ木坂のμ’sライバル視している

という話もありますが」

「は? どういうことだ?」

 初耳である。

「この記事です。知りませんか?」

 親切な記者は、別の記事を見せてくれた。

 そこには、相変わらずダサイTシャツを着た新井タカヒロの画像と、そのインタビュー

記事が掲載されていた。

「『新井氏、最も注目しているチームはμ’s』だと……?」

 予備予選以降、練習や準備に集中し過ぎていたせいで播磨たちは、世間の情報に疎く

なっていた。いわゆる浦島太郎状態だ。それはラブライブ関係の情報も例外ではない。


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