過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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887: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/13(月) 21:50:56.48 ID:EsHgPiDqo

『ええ? 私は別に』

 花陽の声が聞こえてきた。

「花陽か」

 播磨は言った。

『あ、はい。私です』

 電話越しでもわかる、恥ずかしそうな声で花陽は言った。

 ここ数か月で一番成長したのは彼女かもしれない、と播磨は思っていた。

 彼女自身はどう感じているか知らないけれど。

「膝は大丈夫か」

『はい、もうすっかり。腰の方も問題ありません』

「そりゃ良かった」

『あの、私』

「どうした」

『いえ。が、頑張ります』

「そうだな。お前ェならできるよ」

『ありがとうございます』

「あんまり食べ過ぎるなよ」

『もう! 今はそんなに食べてません!』

 そう言うと、花陽は恥ずかしそうに誰かに携帯を渡す。

 今度は誰だ。

『あの、拳児さん』

「その声は、真姫か」

『はい。作曲、手伝ってくれてありがとうございます』

「そりゃこっちの台詞だろ。作曲作業が無けりゃ、もっとお前ェも練習ができただろう

し。第一、作曲の主体はお前ェのほうじゃねェか」

『そ、そんなことありません!』


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