過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/10/13(月) 21:50:56.48 ID:EsHgPiDqo
『ええ? 私は別に』
花陽の声が聞こえてきた。
「花陽か」
播磨は言った。
『あ、はい。私です』
電話越しでもわかる、恥ずかしそうな声で花陽は言った。
ここ数か月で一番成長したのは彼女かもしれない、と播磨は思っていた。
彼女自身はどう感じているか知らないけれど。
「膝は大丈夫か」
『はい、もうすっかり。腰の方も問題ありません』
「そりゃ良かった」
『あの、私』
「どうした」
『いえ。が、頑張ります』
「そうだな。お前ェならできるよ」
『ありがとうございます』
「あんまり食べ過ぎるなよ」
『もう! 今はそんなに食べてません!』
そう言うと、花陽は恥ずかしそうに誰かに携帯を渡す。
今度は誰だ。
『あの、拳児さん』
「その声は、真姫か」
『はい。作曲、手伝ってくれてありがとうございます』
「そりゃこっちの台詞だろ。作曲作業が無けりゃ、もっとお前ェも練習ができただろう
し。第一、作曲の主体はお前ェのほうじゃねェか」
『そ、そんなことありません!』
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