過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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◆4flDDxJ5pE
[saga]
2014/10/15(水) 20:08:21.58 ID:ZF7oeVNYo
「まだ、そこまでは決めていません。今は、新生アイドル部を盛り上げて行き、来年
もまたラブライブに出場したいと思います」
彼女はそう言って目を輝かせる。
部室のすぐ隣にある空き教室が、アイドル部の練習場である。
そこを覗くと、練習着姿のショートカットの少女がストレッチをしていた。
小泉花陽と同じ一年生の星空凛である。
「μ’sに入ったばかりの頃は、凛が一番身体が固かったんだにゃ」
両脚を開き、今ではピタリとお腹がつくようになった星空凛はそう言った。
「(絢瀬)絵里ちゃんや(園田)海未ちゃんがつきっきりで指導してくれたから、
素人の私でもここまで頑張ることができたにゃ」
ストレッチを終え、しっとりと汗ばんだ額をリストバンドで拭いながら凛は笑う。
素人、とはいえ星空凛は小学校、中学校時代は陸上競技を行っており、それなりに
運動神経は良かったはずだ。
「中学の時に駅伝の選手に選ばれて、長距離の練習をしていたから、それで身体が
固くなってしまったのかもしれないって言われてましたにゃ。でも今はこの通り」
凛は立ち上がり、前かがみになると両手の手の平がピタリと床についた。
ここまでくるのには相当の時間がかかりそうである。
「辛いことも一杯あったけど、かよちん(小泉花陽)もいたし、あの人もいてくれた
から、凛は頑張ることができたにゃ」
彼女の顔の笑顔は消えない。
チームのムードメーカーと言われてきただけのことはある。
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